山陰地方で親のカニと言えば、「セコガニ」とも呼ばれる、ズワイガニのメス「親がに」。
濃厚なカニみそや内子・外子など色んな味が楽しめるほか、みそ汁にも持って来いの山陰の食卓には欠かせないカニです。

このスーパーで販売されていたのは北海道産の「親かに」。
最近では1週間のうち3日程度は店頭に並び、1日40枚売れることもあるといいますが…
山陰の「親がに」の漁期は11月と12月の2か月だけのはず。松葉がによりも漁期が短く、わずか2か月程度しか食卓には登場しません。
実は、スーパーの鮮魚担当者も…
スーパーの鮮魚担当者
「(仕入れ業者からは)北海道産のセコガニと聞いて仕入れています。鳥取市に10年前に5年くらい勤めていましたが、北海道産のカニがこの時期に入ってくるって話は一切なかったですし、聞いたこともなかったです」
このカニは、山陰でポピュラーな「親がに」なのでしょうか。
取材班はスーパーで1枚購入し、早速、水産試験場の研究員に見てもらいました。