さくらんぼの収穫がこれから本格的に始まるのを前に、山形県山形市ではきょう、農作物の盗難防止に向けた会議が開かれました。

JA山形中央会 折原敬一 会長「盗難件数ゼロ件を目指してこの取り組みを徹底して行っていく」

きょうの会議には、各地域のJAや県警などが参加しました。
県やJAなどによりますと、毎年、収穫前の果物などの盗難が問題となっていて、特に日本一の生産量を誇るさくらんぼは被害が大きくなっています。
2021年にはさくらんぼ盗難が7件あり、合わせて280キロ、およそ149万円分の被害が出ました。

しかし、この被害もごく一部である可能性あるといいます。
JA山形中央会 折原敬一 会長「実態として被害届を出されたのはこの件数なんだろうと思うが捜査の関係に協力することが出荷タイミングの段階でなかなか手間が取れないことがあると思う」

会議では農地へののぼり旗や防犯カメラの設置など、盗難防止に向けた対策が示されたほか、地域一体となったパトロールの強化なども話し合われました。

近年は、新品種「やまがた紅王」がデビューするなどさくらんぼが一層注目を集める状況ができていて、関係者らは、強い警戒感を持って、盗難防止に向けた取り組みを強めていきたいとしています。















