北陸や東北で記録的な大雨となり、土砂崩れや広範囲に及ぶ浸水、橋の崩落など各地で甚大な被害が相次ぎました。線状降水帯の発生で2か月分の雨量を観測した場所も。被害は全国各地に広がっていて、今後の雨に警戒必要です。

■「元の景色がわかりません」大雨の被害相次ぐ

記録的な大雨に見舞われた新潟県村上市。8月4日夜、避難所には水を求める多くの人の姿がありました。山本恵里伽キャスター
「水はまだ、通っていないですか?」

給水に来た住民
「やっぱり全然止まっちゃって」

山本キャスター
「ペットボトル、そしてお鍋も用意されたのですか?」

給水に来た住民
「臨時で入れ物といってもあまりないので、とりあえず水が入りそうなものをと」

山本キャスター
「何が一番困っていますか?」

給水に来た住民
「やっぱりトイレとかですかね。早く直ってもらえれば一番いいですけど」

自宅が浸水し、避難してきたという親子は・・・。

避難してきた住民
「水も出ないし、電気も通ってないし、食べるものもない。冷蔵庫が全部だめなので。ガスボンベも浮いていて、ガス臭いのもあったので火も使えない」

これまで経験したことのないような大雨。活動が活発な前線の影響で、局地的に線状降水帯が次々と発生しました。4日19時までに降った雨の量は、8月の平年2か月分以上に相当するなど、これまで経験したことがない雨量を記録。山形県や新潟県で降り続いた大雨は、特別警報が解除され、峠を越えましたが、土石流、広範囲に及ぶ浸水、橋の崩落など、各地で甚大な被害が出ました。

山本キャスター
「川のように見えるんですが、元は線路だったそうです。全く元の景色がわかりません政府によりますと、4日午前9時半の時点で2人が安否不明だといいます。

住民
「警報出た通りの結果なので、やっぱり警報は大事なんだなと思いますね」