静岡県熱海市では夏恒例の「初島・熱海間団体競泳大会」が8月4日に開かれました。

この大会は初島から熱海サンビーチまで12kmの海を泳ぐ団体レースで、1926年(大正15年)から始まり、2022年で75回目を数えました。新型コロナや土石流災害の影響で3年ぶりの開催となった今回は、静岡県内外の小学生から社会人まで24チームが出場しました。

<最年長参加者 内藤保雄さん(65)>
「20回ぐらい参加してます。無事にゴールしたいです。体力に自信はあります」

正午に初島港からスタートしたレースは、選手3人と指揮者1人の4人1組で行います。選手たちは、指揮者を乗せた伴走の船の激励を受けながら、1列になって波しぶきを上げました。

4日は波が比較的穏やかで、選手たちは力強い泳ぎを見せていました。

優勝したのは神奈川県水泳連盟。タイムは2時間1分56秒でした。また、県勢では静岡商業高校の水泳部が6位に入賞しました。(タイムは2時間30分6秒)

<静岡商業高校の水泳部>
「3人で協力して泳ぎ切ったので、とても達成感があります」
「海の中は暗くて底が見えなくて不安で怖かったんですけど、船からみんな応援してくれて、安心して頑張ることができた」

12kmを泳ぎ切った参加者は、疲れながらも満足した表情を見せていました。