去年は、校内で新型コロナのクラスターが発生し、県高校総体の出場も叶いませんでした。
今の3年生たちにとっては、初の全国大会です。

西原高校 安仁屋光葉キャプテン
「去年も全国に行けなくて、映像で見る全国大会だったので、画面越しというのがとても悔しかったので、今年は出られてとても嬉しい。自分たちはベスト8を目標にしている。」
攻撃に豊富なバリエーションを持つ、白の西原。積極的なスタイルで相手を撹乱します。
ブロックで相手の攻撃を封じると、代わって入った2年生、石原岳志のサーブが決まり、これで一挙6連続得点。第1セットを制します。

続く第2セット。取ればストレートで初戦突破となりますが一筋縄ではいかないのがインターハイ。東海大札幌は、身長194cmのエース山田が目を覚まします。
最高到達点は330cm。規格外の高さを見せられ、第2セットを落とした西原。1対1の同点で、勝負の行方は第3セットに。
互いに後がない両者の戦いはまさに死闘。1分を超えたラリー、軍配が上がったのは、、「粘りの西原」でした。更に、西原2年生リベロ・平良晟也が、絶妙なポジショニングで相手のアタックをことごとく拾い、縁の下でチームを支えます。

リベロ 平良晟也選手
「『拾ってやったぜ!』って感じっす。自分の一本目のレシーブがすごく大切になってくるので、先輩たちが決めてくれてすごく嬉しかった。」
後輩の奮闘に呼応し、キャプテン安仁屋光葉はサービスエースで魅せます。

3年ぶりに全国の舞台に戻ってきた西原。見事初戦を突破し、決勝トーナメント進出です。
安仁屋光葉キャプテン
「初戦に勝てたことは嬉しいが、次つぎと相手がどんどん強くなっていくので、その相手もしっかり自分たちで分析して、自分たちの作戦の型にはめられたらと思う。」