ロシア国営ガス会社「ガスプロム」は、昨年度の決算がおよそ1兆400億円の赤字に転落したと発表しました。最終赤字の計上は24年ぶりで、ウクライナ侵攻に伴うヨーロッパへのガス輸出の急減が直撃したものとみられます。
ガスプロムの発表によりますと、2023年12月期決算は最終損益が6290億ルーブル、日本円でおよそ1兆400億円の赤字に転落しました。前の期はおよそ1.2兆ルーブルの黒字で、ガスプロムが最終赤字を計上したのは1999年12月期以来、24年ぶりとなります。
ウクライナ侵攻により、主なガス供給先であったヨーロッパが「脱ロシア依存」を進め、ガスの輸出が急減したことが直撃したものとみられます。
ロシアは石油・ガスによる収入が歳入のおよそ3割を占めていて、侵攻に伴う巨額の戦費支出が続くロシアの財政にも影響を及ぼす可能性があります。
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