日本製鉄は、アメリカの大手鉄鋼メーカーUSスチールの買収計画の完了時期の見通しを今年9月から12月までに延期すると発表しました。アメリカ政府の審査が長引くことが要因だとしています。
日本製鉄は去年12月、USスチールの買収で合意して、当局からの承認などを前提に今年9月までに手続きを終えるとの見通しを示していました。
買収計画について日本製鉄はきょう、アメリカの司法省から日本の独占禁止法にあたる反トラスト法の審査に関して追加情報や資料の要請を受けたとして、買収計画の完了時期を従来の今年9月末までから、今年12月末までに延期すると発表しました。
買収計画をめぐっては、大統領選挙を戦っているトランプ前大統領が買収を認めない考えを示す一方、バイデン大統領も「国内で運営・所有されるアメリカ企業であり続けることが重要だ」として、否定的な考えを示しています。
また、鉄鋼業界の労働組合も買収に反対していることなどから、審査が長期化する可能性が指摘されています。
日本製鉄は今回の完了時期の変更に際して、「引き続き関係当局の審査に全面的に協力し、強い決意で本買収を完了させる」とコメントしています。
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