400年の歴史を誇る福岡県の伝統的な工芸品・「上野焼(あがのやき)」。その技法を受け継ぎながら生き物をモチーフにした独自の作品で注目を集める若手の陶芸家がいます。
カエルの一輪挿しや羊のカップ 29歳の陶芸家が新風

真剣な眼差しでカップに装飾を施す女性。「守窯」の熊谷眞春(くまがえ・まはる)さん、29歳です。福岡県福智町の特産品「上野焼」を生産する約20の窯元の中では最年少の陶芸家でその作品は幅広い世代から支持されています。
400年の歴史を誇る「上野焼」は薄づくりで多くの釉薬を使うことによる色彩美を持つことが魅力です。特に茶器などが有名で、国の伝統的工芸品の指定を受けています。熊谷さんが手がけるのは「上野焼」の多彩な色を生かした「生き物」をテーマとする作品です。

西尾健佑記者
「守窯では、恐竜の鉢植えや蛇をもした香炉など変わった焼き物があります。口から煙りが出て、まるで生きているかのようです」
カエルの一輪挿しや羊のカップ、恐竜の植木鉢など生き物の皮膚や毛並みを多彩な色で表現しています。

熊谷眞春さん
「陶器だと器を育てるという言い方もするので、自分の焼き物は生き物が多いので、生き物を育てている気持ちになるかなと思って」














