歴史的な円安が続く中、円相場に大きく影響する決定です。アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、金利の引き下げを見送り、6会合連続で政策金利を据え置きました。
アメリカのFRBは1日、金融政策を決める会合を開き、5.5%を上限とする現在の政策金利を6会合連続で据え置くことを決めました。このところ、インフレの根強さを示す経済指標が相次いで発表されたため、高い金利を続けてインフレを抑え込む考えです。
FRB パウエル議長
「ここ数か月間、物価上昇率が目標の2%に向かう動きのさらなる進展は見られず、私たちはインフレのリスクに強い関心を持ち続けています」
パウエル議長は、物価上昇率が思うように目標に近づいていないことを認めました。そのうえで、「インフレ率が持続的に2%に向かっているという確信が得られるまで、利下げは適切ではない」と指摘し、焦点となっている利下げの開始時期は遅くなることを示唆しました。
FRBは3月、年内に3回の利下げを行うという見通しを示していましたが、市場では年内の利下げが1回にとどまるか、利下げの開始が来年にずれ込むという見方が強くなっています。
一方で、パウエル議長は「次の政策変更が利上げになる可能性は低い」と述べて、追加の利上げには否定的な見方を示しました。
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