おもてなし「4つのポイント」とは?

そんなキャリアの中で学んだ大森さんの「おもてなしに対する心がけ」のポイントを挙げてくれました。読めば読むほど「なるほど!」と染み渡ります。

・「声を1トーン上げて挨拶する」と、姿勢も良くなる
・知識は、入れれば入れるほど会話になる
・イベントの予習も大切。念入りに!
・自分のやっているステージをほかの人がやるときには、必ず見に行く

また、香港の社会に溶け込むためには、以下の2つが大事だったといいます。

・香港は、知らなかったら「I don’t know.」だけで済むから大丈夫
・思いがあれば、言葉は何とかなる!

新型コロナが収まりつつあったある日、香港ディズニーランドでの募集を知った大森さん。それまで十分な英語の準備はしていなかったということでしたが、採用面接の際に簡単な英語で「ここで踊りたい!」と情熱をぶつけたところ、採用決定!その後すぐ香港に渡ったといいます。

高校生たちに訴えた通り、まさに「思いがあれば言葉は何とかなる!」を実践。今では、世界中からやって来た、英語以外を母国語とするたくさんの友人に囲まれ、大好きなダンスを踊る日々を送っています。

そんな大森さんが行うマナーセミナー。実際に高校生たちが「おもてなし」にチャレンジです。

大森さんから、「イベント時にはどんな風に声をかけてコミュニケーションをとればいいのか」などの指導を受けました。「姿勢」「立ち方」「笑顔」「声のかけ方」など細かくチェックしていきます。

ここでもいくつかのポイントがありました。商店街を通る人たちに、自分たちが行うイベントを紹介する役割を担う5人。そのためには。。。

・「笑顔」「明るい声」が大切!
・恥ずかしいと思っていたら伝わらないので「恥ずかしさを捨てる」
・「自分がどんな役を演じるのか、その役になりきるつもりで挑んでみる」


といったアドバイスをしました。

最初は緊張していた参加者たちですが、後半は明るく元気よく声をかけられるようになっていました。