困難な状況が続いている輪島の高層気象観測ですが、2年前から今までの間何度か復活しています。火事のあとの2023年1月23日から2月28日には、手作業でゴム気球を飛ばし観測を行っていました。北陸の冬は大雪や暴風など気象災害につながる現象が多く、データの必要性が普段以上に増すためです。

手作業で放球し観測


このほか、大雨による災害が多い出水期にあたる2023年6月28日から8月28日まで、最近では2023年12月19日から2024年2月19日の間も手作業でゴム気球を飛ばし、観測をしていました。

金沢地方気象台によりますと「火災の原因特定と必要な対策をもって運用再開とする」とのことで、これまでのような観測がいつできるようになるかは未定です。