今年4月上旬、国立公園・大山の頂上にある避難小屋の物入の扉が破損していることがわかり、鳥取県は26日、警察に被害届を提出しました。物入の扉の鍵が、何者かに破壊された形跡などが確認できたとして、県は登山者のマナーアップの呼びかけを、より一層取り組んでいくとしています。

鳥取県西部総合事務所によりますと、4月12日午前9時半ごろ、大山の頂上避難小屋の2階にある3つの物入のうち、2つの物入の扉が穴を開けられ外れているのを、避難小屋を管理する「大山マウンテンサポート」の従業員が発見し、避難小屋を管理する県観光・循環推進課に報告がありました。

何者かが物入の中を物色するため、扉は奥に押し込まれ、鍵穴に何かを差し込み鍵が壊れた形跡などが確認されたということです。