東京都が実施したスマートフォンに関する調査で、都内に住む小学校高学年の43.0%、中学生のおよそ85%がスマホを所有していることが分かりました。

東京都は23日、今年1月に実施した子供のスマートフォンの利用状況などに関する調査結果を公表しました。

都内に住む小・中・高校生の保護者2000人を対象とした調査では、小学校低学年の27.2%、小学校高学年の43.0%、中学生の84.8%、高校生の92.0%がスマホを所有していることが分かりました。

スマホや子ども用携帯などを所有する小・中・高校生の保護者2000人を対象に調査したところ、「子供がSNS等を通じて知らない人とやりとりしたことがある」と答えた割合が19%となりました。このうち「顔や身体の写真・動画の送受信をした」と答えた人が20.3%、「直接会った」と答えた人が14.2%となり、いずれも前の年度の調査結果から大幅に増加しました。

また、不適切なサイトの閲覧などを制限する「フィルタリングサービス」の利用状況については、「未加入」もしくは「未設定」の割合が41.7%となりました。

調査を実施した東京都は、「子供が安全にスマホを使えるように、各家庭でルールづくりを進めてほしい」と話しています。