■橳島優さんの父親
「事件が起きたら、本来であれば、規則とかね、基準とかの、ほんの一部を見直すだけなら、まだ理解できるんですよ」
「66項目も見直して、検査を厳しくしたり、基準を厳しくしたり、それって、おかしいと思いませんか?」
「国交省がふだん、何をやってたか、仕事、全然してない証しじゃないかと!」

さらに、運航会社の知床遊覧船と桂田精一社長に対する刑事処分が行われていないことも、遺族が前を向けない大きな理由の一つだといいます。
■橳島優さんの父親
「私の年齢だったら、まだいいかもしれないですけど、中にはね、お孫さんを亡くされたり、私よりもっと高齢の人なんかがいるわけですよ、遺族にはね」
「最終の判決というか、最終の結論が出る前に亡くなっちゃったりとかだって、あり得ますよね。本当に時間がかかりすぎですよね」

発生直後の説明会以降、遺族や家族に対し、一切の謝罪やも説明もしていないという桂田精一社長…取材に対しても「告発を受けている身なので、お答えできない」と話しただけでした。