運営受託者からは継続して人材確保ができるのかといった不安の声

ただ、支援員を十分確保している児童クラブがある一方、人手不足により延長に対応することが難しい児童クラブがあるのも現状です。

宮崎市では、受け入れ態勢が整った児童クラブから、順次、時間延長を実施したいとしていますが、現在、対応しているのは市内のおよそ半数の児童クラブ。
人材の確保が課題となっています。

(宮崎市教育委員会生涯学習課 野口耕司さん)
「運営受託者からは継続して人材確保ができるのか、といった不安の声も聞いている。児童クラブの場合は放課後から夕方まで、長期休業期間については朝から夕方までと、その勤務時間の特殊性はあるのかなと思っております」

宮崎市は、関係機関と連携しながら人材を確保し、来年度から市内すべての児童クラブで運営時間を延長したいとしています。

(宮崎市教育委員会生涯学習課 野口耕司さん)
「市内の大学や教育関係期間への働きかけなどを通して、人材の発掘や確保に努めていきたいと考えている。宮崎の子どもの未来のために、ぜひ一度、現場を見ていただいて、興味のある方はぜひお願いしたいと思っている」

共働き世帯が増え、需要が高まる「放課後児童クラブ」。子育てをしやすい環境づくりを官民一体となって進めていく必要がありそうです。