先週、豊後水道を震源とする地震が発生しましたが、大規模災害時に備える取り組みです。
宮崎県延岡市では、看護について学ぶ学生たちが津波避難タワーを見学しました。

これは、延岡看護専門学校の授業の一環で行われたもので、准看護師として働きながら、看護師資格の取得を目指している医療専門課程の2年生37人が参加しました。

22日は、まず、延岡市危機管理課の担当者が、南海トラフ巨大地震の被害想定について、市内では、死者数が3300人、避難者は4万6000人に上ることなどを説明しました。

(延岡市危機管理課 柴田圭さん)
「まずは、自分の命が助かることを大前提に考えてください。自分の命がなければ患者を助けることもできない」

このあと、学生たちは、長浜町にある津波避難タワーを見学。

タワーに入るための解錠ボックスの使い方について説明を受けたほか、水や仮設のトイレなどが準備されていることを確認しました。

(学生)
「(避難タワーが)あることを知っていたら、ここに来る選択肢も浮かぶと思うので、知ることが大事だなと思いました」
「こういう経験から、自分がどのように動けばいいのかというのを、これから考えていきたい」

学生たちは、改めて、災害への備えの大切さを学んでいました。