過剰治療裁判の争点になっていない
桃香ちゃんの裁判でも、そして今回叶愛ちゃんの裁判でも、過剰治療の有無は争点になっていません。
2人を司法解剖をした法医学者で医師の池田典昭さん。「このままではまた同じことが起きてしまう」という危機感から証言してくれました。

九州大学名誉教授・池田典昭医師
「幼い子供が歯科治療後に亡くなる、そして司法解剖になるケースはめったにあるものではありません。叶愛ちゃんの司法解剖を依頼された時、『またか』と思いました。めったにないことがまた起きてしまった。叶愛ちゃんの事件、私としては検察には、治療の適否にまで踏み込んでほしかったと思っております」
RKBの取材に対し、歯科医院・院長(当時)の代理人弁護士は「係争中の事案なので裁判所外での意見表明は差し控える」としています。