■感染に“心当たりがある”4割

良原キャスター:
万が一新型コロナウイルスに感染してしまったとき、どこでうつったのか考えると思います。あるアンケートで、感染した場面に心当たりがあると答えた方は41.2%となりました。
このアンケートは、大阪府が重症化リスクが低い陽性者を対象に行ったものです(7月16日時点のまとめ)。感染した場面に心当たりがあると答えた方が4割に上っています。もう少し具体的に見ていきましょう。感染した「心当たりのある」場面として、長時間の会話を伴う業務・授業と答えた方が18.4%と最も多かったです。飲酒・接待を伴う会食が10.0%、食事をしながら打ち合わせなどと答えた方が7.4%でした。そして、この場面のときの感染対策の実施状況です。マスクをしていなかった方が5割弱、換気不十分が6割強、ソーシャルディスタンスを取っていなかった方が8割強ということで、こうしたことがあったので、この場面でうつったのではと心当たりがある方が4割いたということです。

ホランキャスター:
田代さん、そこまで換気が良くない部屋でマスクをした状態で会話を長時間した場合は、マスクをしてるから安心とは思わない方がいいのでしょうか?

ひなた在宅クリニック山王 田代和馬院長:
3密の回避と言われますようにマスクだけが100%ではないので、複合的なところで対策をとっていくことが大切かなと思います。

井上キャスター:
感染力がこれだけ強いと、どこで感染しても誰しもが仕方ない状況になってますね。

ひなた在宅クリニック山王 田代和馬院長:
おっしゃる通りです。誰がなっても、いつなってもおかしくない状況なので、1人1人がリスクに応じて気をつけていく状況かなと思います。

井上キャスター:
そこから重症化をどう防げるかという医療体制の問題なんだろうと思います。

ひなた在宅クリニック山王 田代和馬院長:
そうですね。重症化したときに病院に通えるようにしていかないといけないかなと思います。