自治体の職員などへの“威圧的な言動”が問題になっている長谷川岳・参議院議員に対し、北海道が国の予算成立時の御礼メールだけでなく、国会の人事の際の祝電も組織的に取りまとめていたことを公表しました。
北海道が取りまとめていたのは、長谷川氏が去年10月、参議院の特別委員会の委員長に就任が決まった際の祝電対応です。
東京事務所から事務所内の各部署に宛て、長谷川氏の就任情報を共有し、祝電を送る職員について取りまとめるメールを複数回送っていました。
この取りまとめの結果、知事を含む6人の特別職と23人の部長級職員が長谷川氏に祝電を送っていました。
費用は1通あたり604円で、知事は公費、それ以外の職員は私費でした。
それまで北海道が長谷川氏以外の議員に対し、こうした祝電を取りまとめていたことはありませんでした。
長谷川氏への特別な対応の理由については「それまでの長谷川議員とのやりとりで萎縮し、祝電を送るべきだと考えた幹部職員がいたため」と説明しています。
メールでは、祝電を送る時間帯や配達台紙の形状についても指示されていた他、祝電を送ることを決めた職員のリストも共有されていました。
