インバウンド客への取り組みです。
外国人観光客により楽しんでもらおうと、高千穂峡に英語と中国語に対応した観光案内音声ガイドが導入されました。
この音声ガイドは、高千穂町観光協会が高千穂峡の貸しボートの受付に設置したもので、日本語だけではなく、英語と中国語に対応しています。
利用するには、まず、スマートフォンでQRコードを読み込みます。
すると、高千穂峡や高千穂神社など町内の観光スポットのほか、神楽の舞の意味など10項目について案内を聞くことができます。
また、利用客のおよそ3割を外国人が占める高千穂峡の貸しボートについても、乗り方や注意点などを詳しく紹介しています。
一方、日本語の音声は、神都高千穂観光大使の剛力彩芽さんが担当しています。
(高千穂町観光協会 丹波由香さん)
「コロナ禍が終わり、海外からのお客様が大変増えていますので、英語、中国語という言語も用意して、たくさんの方に高千穂を楽しんでいただければと制作しました」
観光協会では、今後、対応する外国語や観光スポットを増やして外国人観光客の満足度向上につなげたいとしています。
【参考】
宮崎県によりますと、おととし、県内を訪れた外国人観光客は10万9000人
。一方、コロナ禍前の2019年は、35万4000人で3倍ほど違います。
県内のインバウンド需要は、回復傾向なものの、コロナ禍前にはまだ戻っていないのが現状です。