全国高校総体女子ハンドボール競技。昨日の初戦を37-29と快勝したコザ高校女子ハンドボール部は、県内の並み居る強豪を下し29年ぶりにインターハイへの出場権を獲得し、春の選抜大会では全国ベスト8にも輝き、勢いに乗るチームです。

西田主将
「ディフェンスからの速攻と雰囲気で盛り上げて、楽しむこと。」
「結構激戦区だと思うが、一戦一戦勝つことで決勝に行って優勝できると思うので、今日の試合を大事にしたい。」

全国ベスト8をかけた一戦、相手は地元開催となった今治東高校です。

立ち上がりこそ攻めあぐねる中、先手をとったのは緑のユニフォーム、コザでした。
司令塔で3年生の名嘉陽菜の一撃でのろしを上げると、チームトップのスコアラー・仲宗根咲歩や2年生・平良月の2連続得点でリードを広げます。

守っては途中交代で出場したゴールキーパーの松堂美姫がスーパーセーブを連発。ゴールを割らせません。

GK松堂美姫選手
「大事なところでは絶対に止めたいと思っていて、ロングシュートが上手いチームなので、ディフェンスと連携して守れたところは絶対に止めると思い戦っていた。」

守備から流れを引き寄せたコザが前半のうちに2桁得点を奪い、4点リードで折り返します。

後半、更に点数を重ねるべく攻勢を強めるコザでしたが、要所で得点が奪えず、徐々に劣勢に。ファールが重なり、退場者を出すなど苦しい時間が続き、12対7から一挙4連続失点で1点差まで詰め寄られます。

このピンチを打開したのは、キャプテン西田でした。厳しい時間帯から一人で3連続得点を奪います。

西田主将
「自分がシュートを打つサインが出て、絶対に掴まれても決めてやるという気持ちで打った。」

更に前半スーパーセーブを連発した守護神・松堂も奮闘し、チームを救います。

最後は、田里優生子の3連続ゴールで勝負あり。厳しい時間を乗り切ったコザが20対13で今治東を破り、見事全国ベスト8に駒を進めました。

西田主将
「雰囲気もあるが、シュートが入らなくてもディフェンスが守ることを意識したのでみんなで、出た人が役割を果たして頑張れたので良かった。」
「明日勝ったらベスト4に入れるので、春はベスト8止まりだったので、絶対に勝ってまずは準決勝に行けるようにチーム一丸となって頑張りたい。」