静岡県の川勝平太知事の辞職に伴う県知事選をめぐり、出馬への意欲を見せていた立憲民主党県連の顧問・渡辺周衆議院議員が出馬を断念することがわかりました。
関係者に対して「見送る」と伝えたということです。
また、自身のSNSを更新し、立憲民主党の泉健太代表から「静岡県知事選挙への出馬意欲は承知しているが夏にも想定される解散総選挙で再びの政権交代を実現するため党の総意として国政にとどまって頂きたい」と懇願されたと明かし、「国政に引き続き専念します。知事挑戦は見送りますが、郷土発展には引き続き全力で取り組んで参ります」と綴りました。
渡辺議員は4月10日、報道陣の取材に対して「原点は静岡県の地方議員から始まっていますから、静岡県に対する思い入れはある。いろいろな方がどのように決めていくかわかりませんが、意欲はあります」と語っていました。
静岡県知事選をめぐっては、元総務省の官僚で県の副知事も務めた大村慎一さんが出馬を表明し、前浜松市長の鈴木康友さんも出馬の意向を固めています。