診断された「ファンコニー症候群」とは?
症状が改善しない女性は3月、名古屋市立大学病院を受診しました。
(名古屋市立大学病院 濱野高行医師)
「吐き気がひどく腎臓の機能が落ちている状態で、全身状態があまり良くない状態でしたので、(その日に)入院を決めた」


診断は「ファンコニー症候群」。腎臓の尿細管から必要な栄養分などを吸収できなくなる病気で、日本腎臓学会の調査でも、小林製薬のサプリを飲んで健康被害を訴えた人の大半が、同じ診断を受けています。

尿細管が…言ってみれば「“焼野原”の状態」
女性の腎臓の組織を染色した画像を見ると。
(医師)
「赤く見えているのが尿細管。青く見えているのが線維化を起こしている。言ってみれば“焼野原”の状態」

尿細管が青く染まり、広くダメージを受けていることが分かります。女性は緊急入院し、サプリの服用もやめて症状は改善に向かっているといいます。
(大石アンカーマン)
「先生は、この問題の健康被害は何が原因だと思っていますか」
(名古屋市立大学病院 濱野高行医師)
「疑わしい薬剤を止めると改善したということになれば、それである程度、因果関係を推定することができる。この薬剤が原因というふうに考えざるをえない」

医療費は20万円近く…小林製薬には「誠意のある対応をしてほしい」
今後も通院は続き、女性は不安をぬぐえません。
(女性)
「もう少し考えてサプリを飲めばよかったなって」
これまでにかかった医療費は20万円近く。小林製薬は診断書を送るよう連絡してきましたが、医療費の負担についてはまだ何も決まっていないと言います。

(女性)
「腎臓って、一回ダメージを受けると治療しても元に戻らないみたいなんですね。誠意のある対応をしてほしい」














