“爆湧き”の条件「新月・晴れ・凪」

ホタルイカは「ある条件」がそろうと波打ち際に大量に打ち上げられるのです。それは「身投げ」と呼ばれ幻想的な富山の風景としても知られています。

その条件は、月明かりのない「新月」前後の数日間で、晴れて気温が高く、さらに、波が穏やかな日などとされています。

取材をしたこの数日が、まさにチャンス。そして今年は史上例のない「当たり年」。富山県水産研究所によりますと3月の漁獲量は1153トンと統計を開始以来の過去最高を更新。不漁だった昨シーズンの約16倍という、地元漁師たちもおどろきの豊漁です。

浜辺に集まった“ハンター”たちも気合十分です。

愛知県からの“ハンター”:
「きょうは10キロくらい獲りたいですね。
 もってる男なんで湧かせてみせます」
記者:
「ホタルイカすくいの魅力は?」
愛知県からの“ハンター”:
「魅力ですか、湧いたり湧かなかったり、
 そのタイミング、人生と一緒ですかね」

しかし、まだホタルイカは姿を現しませんー。