ドジャース大谷選手の元通訳・水原一平氏の違法賭博問題で、アメリカ連邦検察は、水原氏を銀行詐欺の疑いで訴追しました。アメリカ・ロサンゼルスから中継です。
連邦検察の会見で、水原容疑者が送金した金額がこれまで報じられていた450万ドルをはるかに上回っていたことが明らかになりました。
米連邦検察の担当者
「水原氏は違法なスポーツ賭博への支払いのため、大谷選手の口座から1600万ドル以上を盗んでいました」
連邦検察によりますと、水原容疑者は2021年11月から今年1月にかけて、大谷選手の口座から1600万ドル、日本円でおよそ24億5000万円を賭博の元締め側に不正送金した銀行詐欺の疑いがもたれています。
水原容疑者は大谷選手の口座開設を手助けしていたことからログイン方法などを知っていたとみられていて、銀行の記録によると、取引の確認などを通知する連絡先が水原容疑者のものに変更されていたということです。また、高額送金をするため、複数回、大谷選手を装い銀行に電話をしていたとみられています。
水原容疑者は先月21日に韓国からロサンゼルス国際空港に戻っていて、その際、捜査当局が携帯電話を押収。賭博の元締め側とのメールのやりとりで、大谷選手からカネを盗んだことは本人が認めていたということです。
ファンからは大谷選手への影響を心配する声が聞かれました。
大谷選手のファン
「(大谷選手が)信頼していた人物がそんなことをしていたとは本当に残念だと思う」
「大谷選手は今一番野球人生の中でもピークにいると思うので、そこに影響がないということが僕らとしても一番ほっとしている」
検察は大谷選手について「捜査に協力してくれた。彼は被害者であると強調したい」と語っています。
水原容疑者はあす、裁判所に出廷する予定です。
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