十和田観光電鉄が青森県内で初めて、電気で走る『EVバス』を導入しました。その静かな乗り心地に、試乗した学生たちも驚いていました。

十和田観光電鉄は、政府が掲げる2050年までに二酸化炭素の排出を実質ゼロにする取り組みの一環として国の補助金を活用し、県内で初めて電気で走るEVバスを導入しました。

今野七海記者
「電源が入りましたが、ふつうのバスのエンジン音のような音はせず、振動もほとんど感じません」

11日は、三沢市で出発セレモニーが行われ、関係者がテープカットをしてEVバスのデビューを祝ったあと、三沢商業高校の生徒たちがバスに乗り込み、乗り心地を体感しました。

三沢商業高校の生徒は
Q.エンジンがかかっているらしいんだけどどんな感じ?

「かかっていないみたいです」
Q.快適でしたか?
「快適すぎて寝ちゃいそうでした」

EVバスは11日から学生の利用が多い十和田と、三沢を結ぶ路線で運行されることになっています。

十和田観光電鉄 佐藤行洋代表取締役
「とりあえずは1台ですが、これから増やしていければ、いくらかでも環境にやさしい部分が普及していけばいいと思う」

十和田観光電鉄は今後、EVバスを土日祝日に三沢とイオンモール下田を結ぶシャトルバスとしても活用する予定で、多くの人へEVバスを体験してもらいたいとしています。