世界最高峰・エベレストに3回登頂した青森市出身の冒険家・三浦雄一郎さんが91歳で新たな挑戦です。標高1300mを超す八甲田山系で11日、山スキーに挑戦しました。

「かって知ったる山。穏やかな気持ちで目覚めた。(挑戦は)楽しみ」そう語ったのは、青森市出身の冒険家・三浦雄一郎さん(91)。病気の影響で、下半身にまひが残る状態ではありますが、新たな挑戦をするために11日朝、青森市郊外の八甲田ロープウェー山麓駅を訪れました。

「楽しみにしていた」という今回の挑戦は、「かって知ったる山」と話す八甲田山系での山スキーです。

標高1314mのロープウェー山頂駅から、上りは山岳用のチェアスキーで移動し、下りは身体につけたロープでスピードなどをコントロールしてもらいながら滑り、八甲田らしい雄大な景色を満喫しました。

三浦さんは70歳、75歳、80歳であわせて3回エベレストの登頂を果たし、世界最高齢での登頂記録を更新し続けていました。

90歳となった2023年8月には、下半身にまひが残っていましたが、富士山の山頂に家族などのサポートを受け到達していました。