シリアにあるイラン大使館の建物へのイスラエルによるとみられる攻撃を受け、イランが明言しているイスラエルへの報復攻撃について、複数のアメリカメディアは「脅威が差し迫っている」とし、今後、数日以内に実行される可能性があるなどと報じました。
アメリカのブルームバーグ通信は10日、複数の関係者の話として、イランや親イラン武装組織によるイスラエルへの攻撃の脅威が差し迫っていて、「今後、数日以内に実行される可能性がある」などと報じました。
攻撃はミサイルやドローンを使った大規模なものになり、イスラエル軍や政府機関が標的になる可能性があるということです。
また、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は10日、イスラエル軍関係者の話として、アメリカ中央軍の司令官が11日にイスラエルを訪問し、ガラント国防相らと面会する予定だと報じました。
イスラエルは「イランからの前例のない攻撃に備えている」ということで、今後の対応などを協議するものとみられます。
イランの最高指導者・ハメネイ師らは、今月1日にシリアにあるイラン大使館の建物がイスラエルによるものとみられる攻撃を受けて以降、報復攻撃をたびたび表明してきましたが、実際にイスラエル国内への攻撃に踏み切れば、中東情勢のさらなる悪化は避けられません。
現在の中東情勢を受け、イランの首都・テヘラン発着の便を6日以降、運休していることを明らかにしていたドイツの航空大手「ルフトハンザ」は、当初11日までとしていた運休の予定を13日まで延長したことを明らかにしました。
広報担当者は「引き続き当局と緊密に連絡を取り、中東情勢を注視している」としたうえで、「乗客乗員の安全が最優先事項だ」としています。
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