(松岡葵アナウンサー)
「サーカスという、これまでの生活とは全く異なる道を切り開いた西山さん。無事入団し、最近働き始めたということで、広島市までやって来ちゃいましたー!」

広島市の中心部から少し離れたところでいま、さくらサーカスは活動しています。旗揚げは2020年、和歌山県。世界大会で金賞を受賞した、実力派の演者たちが揃っていて、西山さんがメッセージを送ったのは2022年の高知公演の時でした。

大きなテントのすぐそばにあるトレーラーが、西山さんの住まいです。

(松岡アナウンサー)
「おはようございます」

(西山さん)
「どうぞ!」

(松岡アナウンサー)
「なんだかおしゃれになりましたね」

(西山さん)
「高校卒業したんで、メイクとピアスと」

(松岡アナウンサー)
「実際に働いてみてどうですか?」

(西山さん)
「みんな優しくてフレンドリーなので、すごく楽しいです」

(松岡アナウンサー)「慣れてきました?仕事は」

(西山さん)
「ちょっとずつ」

憧れのサーカスでの生活。一日の流れはこうです。

朝は8時半から仕事が始まります。およそ千ある席をふいたりステージを掃除したり。

公演は一日に3回から4回あり、来場者の案内も主な仕事です。演者としての夢を持つ西山さんですが、誰もが必ず通る道とのこと。

そして公演中は、フリータイムのときもあるそう!先輩団員たちの華麗な技の数々をしっかりと目に焼き付けます。

(西山さん)
「小学生のときに行ったサーカスでも大車輪体験して、すごく楽しかった記憶があります。どんなに慣れていても、危ない技が多いので、すごいなと思います」

公演が終わると、お見送り。お客さんたちはそろって、興奮した表情や笑顔を見せながらテントを後にしているといいます。いつか自分も、人々をあの笑顔に。

そんな夢に向けて、ついに、西山さんの稽古も始まります。