■MLB カブス-ドジャース(日本時間7日、イリノイ州シカゴ リグリー・フィールド)

ドジャース・大谷翔平(29)が敵地カブス戦に「2番・DH」でスタメン出場。5回の第3打席でレフト前に弾き返し、今季最長となる3試合連続のマルチ安打をマークした。1回の第1打席ではライト前ヒットを放った。

5連勝中と好調のカブス先発は、メジャー2年目の左腕ジョーダン・ウィックス(24)。1回は先頭のM.ベッツ(31)が四球で出塁すると、大谷は初対戦となったウィックスの4球目のスライダーを捉えた。この日もカブスのライトを守る鈴木誠也(29)のもとへ約171キロの鋭い打球を放ち、前日同様に激しいブーイングの中、第1打席でヒットを放った。

続くF.フリーマン(34)、T.ヘルナンデス(31)は抑えられ、暴投がからんで2死二・三塁のチャンスとしたが、M.マンシー(33)が空振り三振に倒れた。

3回の第2打席はフルカウントから中飛に倒れた。カウント3-1からのシンカーをフルスイングした際には、空振りに会場は大盛り上がり。両チーム無得点のまま迎えた5回の第3打席は、1死一塁の場面でウィックスの2球目シンカーを逆方向のレフト前に弾き返し、技ありの一打を放った。その後、カブスは継投に入ると、バッテリーミスで先制しM.マンシー(33)のタイムリーで3-0とリードした。

この日は山本由伸(25)がメジャー初勝利をかけ3度目の先発登板。1回に無死満塁のピンチを招いたが、圧巻の3者連続三振で切り抜けた。2回も味方のエラーも絡み満塁の危機に、見逃し三振で無失点。3回、4回は3者凡退の快投でここまで7つの三振を奪った。