4位【耳で楽しむ? 漫才ライブ】

人気漫才師たちが立ったのは 照明を落とした暗闇の舞台 ―。

ステージのみならず客席の明かりもすべて消し、「視覚障害がある人もない人も同じ場所で笑う」というコンセプトのライブが新潟市西蒲区で行われました。

『耳で楽しむ漫才ライブ』を主催したのは、新潟市西蒲区のイベント会社「ホイミ」の齋藤桂代表です。

「見える方も見えない方も、同じこの場所で声を出して、楽しんで元気になって帰っていただけたらと思います」

会場ではトイレの入り口に音声案内を増設したほか、出演者の経歴などをまとめた点字版のパンフレットをつくるなど、来場者の皆が安心して楽しんでもらう環境を整えて臨みました。

【お客さん】
「生で直接の声、迫力あるんですよ!テレビと違って…。雰囲気がびんびん伝わってきますし、隣の人と笑い合うというのは楽しいものだなって改めて思いました」

ラジオとも異なる、新潟で生まれた新しい笑いの形。
漫才の面白さがまたひとつ見つかったようです。