岸田総理は2日夜、自民党の派閥の裏金事件に関わった議員の処分をめぐり、茂木幹事長、森山総務会長と総理公邸で詰めの協議をおこないました。
自民党は安倍派幹部のほか、政治資金収支報告書に500万円以上の不記載などがあった39人の議員らを処分する方針で、関係者によると、安倍派のキックバック復活をめぐって協議した4人の幹部のうち、派閥の座長を務めた塩谷氏と参議院側をまとめていた世耕氏については、8段階ある処分のうち2番目に重い「離党勧告」とする方向で最終調整しています。
また、協議に参加していた西村氏と下村氏についても、「離党勧告」またはそれに次ぐ「党員資格の停止」といった重い処分とする方針で、事務総長経験者の安倍派の高木氏、松野氏、二階派の武田氏に加え、いわゆる安倍派「5人衆」の1人、萩生田氏についても厳しい処分が検討されています。
自民党は4日、党紀委員会を開き、処分を決定することにしています。
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