中東シリアにあるイラン領事館へのイスラエルによるとみられるミサイル攻撃を受け、イランは報復を宣言しました。
イラン国営テレビは1日、シリアの首都ダマスカスにあるイランの領事館に対し、イスラエルによるミサイル攻撃があったと報道。イラン革命防衛隊は、国外での作戦を担う「コッズ部隊」の司令官を含む7人が死亡したとしています。
イスラエル軍の報道官は「コメントを差し控える」としていますが、アメリカのニューヨーク・タイムズは、イスラエルの当局者が攻撃への関与を認めたと伝えています。
イラン外務省の報道官は攻撃を受けた声明で、「イランは報復する権利を有している」と表明しました。
一方、イスラエルの友好国であるアメリカは…
アメリカ国務省 ミラー報道官
「現時点では、攻撃の標的や責任者について確認できていない」
紛争拡大への懸念を示すとともに、情報収集を進めているとしています。
攻撃を受け、イランの首都テヘランではイスラエルへの復讐を訴える抗議デモが行われるなど対立が激化していて、中東情勢が一層、緊迫化することが懸念されます。
中国外務省の報道官は2日、今回のミサイル攻撃を非難しました。
中国外務省 汪文斌報道官
「中国はシリアにあるイラン大使館に対する襲撃行動を非難する。外交機構の安全は侵されてはならない」
外務省報道官は「シリアの主権、独立と領土の保全は完全に尊重されるべきだ」としたうえで、「情勢の緊張を招くいかなる行動にも反対する」と強調しています。
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