派閥の裏金事件をめぐり、自民党は関係した議員ら39人の処分に向けて党紀委員会に審査を要請しました。4日に処分を決定する方針です。また、JNNの最新の世論調査では、次の衆院選で「立憲民主党などによる政権交代をのぞむ」が42%となり、「自民・公明による政権継続をのぞむ」を上回りました。新社会人時代に「数々の“修羅場”に出会った」という岸田総理。今回の“修羅場”はくぐり抜けられるのでしょうか。
自民党39人処分へ 4日に党紀委
自民党の茂木幹事長は今月1日、派閥から「キックバック」を受けるなどして、おととしまでの5年間で政治資金収支報告書への不記載などが500万円以上あった安倍派と二階派の議員ら39人を処分の対象とすることを明らかにしました。
今週4日に党紀委員会を開き、処分を決定する方針です。

安倍派の「キックバック」の復活を協議した幹部の塩谷氏と世耕氏を8段階ある処分のうち、2番目に重い「離党勧告」とするほか、安倍派、二階派の一部の幹部は、「党員資格の停止」や、それに次ぐ「選挙での非公認」とする案を検討しています。
岸田総理や二階元幹事長は含まれませんでした。
ただ、ある政権幹部は…
政権幹部
「岸田総理の性格を考えると、自分の判断で、何らかの責任を取ると突然言い出すかもしれない」
その岸田総理、新年度を迎えた国会で、自らの“新社会人時代”を振り返りました。

岸田文雄総理
「ずいぶん多くの失敗もしました。また、仕事において修羅場と言っていいような場面にも数々出会いました」
「私は、人生において無駄なものは何もないと信じています。どんな苦難であっても、必ずやそれぞれの人生において、意味があると信じています」
一方、JNNの最新の世論調査では、岸田内閣の支持率は22.8%と6か月連続で過去最低を更新。
さらに、次の衆院選で「立憲民主党などによる政権交代をのぞむ」が42%で、「自民・公明による政権継続をのぞむ」を上回りました。
「人生に無駄はない」と語った岸田総理。今回は直面する“修羅場”をくぐり抜けられるのでしょうか。














