中学球児たちの"春のセンバツ”「高知県中学校選抜野球大会」は、30日に決勝戦が行われ、高知市の西部(せいぶ)中学校が、南国市の香長(かちょう)中学校に逆転勝ちし、初優勝を飾りました。
高知県中学校体育連盟、高知県野球協会、テレビ高知が主催するこの大会は、今年で76回目を迎えます。決勝は、6年ぶりに進出した香長と、2年連続で進出した西部の対戦となりました。
序盤は投手戦となりましたが、5回表、香長は2アウト・ランナー2塁として、8番・佐野花都(2年)がタイムリーを放ち、均衡を破ります。
追いつきたい西部は、6回、1アウト・ランナー3塁から、6番・川村のピッチャーゴロで、3塁ランナー上野大河(1年)が三本間に挟まれますが…
ボールを持って追いかけていた香長のサード・齊藤真人(1年)が、ホームベース付近でボールを落とし、その隙にランナー・上野が生還。1-1の同点に追いつきます。
同点に追いついた西部は、その後もランナー3塁のチャンスを作ると、続く7番・又川琥太郎(2年)が放った打球もピッチャーゴロでしたが…
3塁ランナーをホームでアウトにしようとした、香長のピッチャー岡本琥之介(2年)が悪送球。西部はこの回、“ノーヒット”で逆転に成功します。
終盤に逆転に成功した西部は、その後、最終・7回表を無失点に抑え、初優勝。
去年、1年生主体で決勝に進出するもサヨナラ負けを喫し、悔しい思いをしていたメンバーが、再び進んだ決勝の舞台で"最高のリベンジ”を果たしました。
















