自民党の富山市議の複数が、去年4月の市議会議員選挙で、旧統一教会関連団体から選挙応援を受けていたことがわかりました。「向こうからきてくださって…」選挙をきっかけに『接近』する実態が明らかになりました。

記者:
「自身の選挙戦のときに旧統一教会の関連団体から支援を受けたことは?」

田辺裕三 富山市議:
「ありますよ」

旧統一教会関連団体からの選挙応援を明らかにしたのは、去年4月の富山市議選で初当選した富山市議会自民党の田辺裕三議員です。

記者:
「それはどの組織?」

田辺市議:
「どこの組織っていうかUPFか。でもはっきりした区分けは私もよく分からないので。多分UPFじゃないかと思いますけど」


UPFとは、統一教会の創始者・文鮮明氏が2005年につくった団体で、そのUPFから「市議選前に選挙の応援をしたい」と声をかけてきたといいます。

田辺市議:
「向こうからきてくださって、もし良かったらって感じで。『ボランティアで応援させてもらいますよ』って言ってくださるから」

田辺市議は、当選者38人中36位で当落の差はわずか237票。薄氷の勝利でした。『あの人たちがいなかったら、当選していなかったかもしれない』とも語りました。



田辺市議:
「それはありがたいですよね。私らにしてみれば」

旧統一教会は霊感商法で問題を起こしている団体。問題意識はなかったのでしょうか?

田辺市議:
「最近はだってほんとんど何もそういううわさもなかったし、昔のことは若干ちょっと記憶にありましたけどね。あまりそういう深い認識はなかったですね」

記者:
「今も苦しんでいる人がいる。そういう選挙応援に団体が関わることについては」

田辺市議:
「うーん。なんとも言いがたいけど。でも若干私としては個人的な意見ですけど、やっぱり自分の考え方とか、政治姿勢とか、そういったのは思想信条というかそういったものは政治のあれに表れてくると思うんですよね。だからかえって何もないのはどうなのかな」

今後の旧統一教会との関係を聞くと…。

田辺市議:
「教会関係の知り合いもちょっといますので、それに対してやっぱりいろんな弊害もちょっと起こってくる可能性があるので、それはちょっとみなさんに控えさせていただこうと思う」「この辺でよろしいですか…」

選挙応援を受けたとされる同じ所属会派の高田重信 議員にも取材を申し込んだところ…。

高田市議はチューリップテレビを訪れ、取材に対して書面で回答しました。選挙協力については「受けたことはある」ということです。高田市議も市議選で38人中34位と下位の当選者。


選挙応援をきっかけに旧統一教会側との関係が深まってはいないのでしょうか?

高田市議は「関連団体が開催される講演会、勉強会などが自分の政策、考え方にあうものであれば参加する」と回答しました。



選挙をきっかけに、市議会議員に接近する実態が明らかになった旧統一教会。正体を隠して近づく手法も見えてきました。