高知県が来年度からスタートする観光キャンペーンの内容を発表しました。題して「どっぷり高知旅キャンペーン」観光客に極上の田舎、高知をじっくり、深く、たっぷり味わってもらおうと4年間に渡って展開されます。

県の観光キャンペーン「どっぷり高知旅キャンペーン」は4月1日からスタートします。コンセプトは『極上の田舎、高知。』連続テレビ小説や台湾チャーター便の追い風もあって県観光が好調に推移する一方、国内の大都市や有名観光地ではオーバーツーリズムなどが課題になっています。そんな中、県は、魅力的な食や豊かな自然があふれる極上の田舎だからこそ、田舎ならではの観光客も地域も喜ぶ旅を提供できるとしています。

(濵田省司 知事)
「食であっても自然であっても生産者の思い、あるいは地域の暮らし、そういったもの住民のみなさんとの交流を通じて、どっぷりと体感していただけるような、そんな旅を観光客のみなさまに提供していきたい」

具体的には一定以上の知名度がある四万十川や日曜市などに加え、漁師町や中山間地域の歴史・文化などまだあまり知られていない観光資源を再発見し発信。神楽体験や里山体験など、地域の素材を生かした観光商品を通して高知のファンを作り、リピート率の向上や長期滞在に繋げていく狙いです。

(濵田省司 知事)
「名所・旧跡を一通りまわるというようなパターンではなくて、色々なパターンが県内各地で展開できるので、4年間じっくり腰を据えて、まさしくどっぷりとこうちを楽しんでいただく、旅を広げていく、そんなコンセプトで進めていくことも含めて、4年間時間をじっくりしっかりかけて展開していきたいと思う」

キャンペーンでは受け入れ側の「おもてなし」も重要になってくるため、県が用意した「おもてなし宣言書」に記入した人にはオリジナルピンバッジを配布しおもてなしの輪を県民も巻き込んで広げていく予定です。

「どっぷり高知旅!」
「はじまるきね~!」