「餓死しちゃうんじゃないか…」緊急入院からの復活
そして、2023年12月、初めての抗がん剤治療で、事態が急変します。
――そのときの体調はどういう感じ?
森永さん
「それまでは全然元気だった。まったく普通。抗がん剤を打った直後から、急速に体調が悪化して、翌日と翌々日は、もう立っていられない。吐き気がする。このまま死ぬなって、人生の中で初めて思いましたね」
抗がん剤が体に合わず、体調が急速に悪化。
森永さんの長男 森永康平さん
「もうまずいと。抗がん剤を打ってから、3日間で、いちごを2~3粒しか食べていない。がんで亡くなるより、餓死しちゃうんじゃないかって」
森永さんは年末年始の2週間、緊急入院し、何とか体調が回復しました。

森永さん(1月、森永康平の公式YouTubeより)
「最悪は脱して、いまは原稿も書いています」
退院した今は、ラジオ出演などを行い、22日には、TBSのスタジオで、がっちりマンデーの収録にも参加。

加藤浩二さん
「歩き方がちゃんとしてきましたよ。前のときより」
森永さん
「今、筋トレを始めたところ」
今回のNスタのインタビューは、移動の負担などを考慮し、がっちりマンデーの収録と同じ日に、TBSで行われました。
当初は膵臓がんと診断された森永さん。
しかし、その後、がんの転移はあるものの、最初に発生した臓器がわからない、原発不明がんと診断が変わりました。
森永さん
「この体のどこかに隠れているんだけど、それがどこかわからないという、『原発不明がん終末期』というのが正式な診断」