一方で、「ソフト老害」という言葉に否定的な意見を持つ10代も…
10代の女性:「“害”って言葉自体がその人を否定しているような表現なのかなと思うので…。自分のために言って下さる言葉だと思うので、それが自分にとっていやだなと思っても、上の方からの言葉はいいと思います」
企業研修や人材育成を行っているキャリアコンサルタントの山本靜さんは…。

キャリアコンサルタント・山本靜さん:「今の時代をある意味、的確に捉えている言葉として、社会に受け入れられているんだろうなと」「上司の皆さんが今の若い世代の方々の考え方とか、価値観がちょっとわからなかったりだとか、あとは関わり方によって、それがハラスメントだというふうに言われたりだとか、そういう皆さんの考え方、価値観が多様化していってる時代なので」

2月に発表された調査機関のデータ(*)では「部下から求められること」について、「昭和」から「令和」で変化したと思うと答えた人は77.8%。具体的に変化した内容を聞くと「プライベートの優先度」「コミュニケーション」、「職場」や「仕事」に対する考え方という回答が多くを占めました。
*Job総研調べ
「2024年上司と部下の意識調査」byライボ
対象:全国の男女(20~50代)629人
仕事で部下を持つという30代の男性は…。

「気をつかいますよね。なにからなにまで気を使っていて、最後丸で終わるだけで怒っていますかとか言われたり。ビックリマークで終わらせるとか、あえて顔文字使うとかは意識しなくちゃいけないのかな。おじいちゃん扱いされないような社員にならないとなとか、気を使わなくちゃいけないのかな」
「気を遣うけどそれが新しい形なのかなって。自主性をもってっていうように働きかけていますね。こっちからも」「部下に女性もいるので、ジェンダーレスみたいなことも気を付けています。変化はすごく感じます」