プロ野球開幕は2日後に迫っています。リーグ優勝・日本一に向け、広島カープの 新井貴浩 監督や選手、球団スタッフは27日、広島護国神社(広島市)で必勝を祈願。そのあと、選手たちはマツダスタジアムで開幕前、最後の練習を終えました。

広島カープ 新井貴浩 監督
― 練習前に広島護国神社で何を祈願?
「日本一を目指してがんばりますと祈願してきました」

― きょうは広島での最後の練習。選手たちの様子は?
「みんな、順調にここまで来ていると思いますし、いい表情をしているなと思います」

― 監督として迎える2度目の開幕。気持ちは?
「楽しみですね。もう早く始まってくれないかなと思っています」

― 1年前との心境の違いは?
「特にないですね。昨年も楽しみでしたし。ただ、昨年は初めてだったので、いろいろ考えることも多かったんですけども、去年、経験していますので、ことしは楽しみしかないです」

― ここまで投手陣・野手陣それぞれの仕上がりは?
「両方ともいいものを見せてくれていたと思います。チーム内の競争もたくさんありましたし、ピッチャー陣は本当、先発ブルペンを含めていいものをたくさん見せてくれたと思います。野手は若い選手が成長してきていますので、そのあたり、開幕しても楽しみがたくさんあるんじゃないかなと思います」

― 投手陣で先陣を切る 九里亜蓮 投手。どんなことを期待?
「もう、彼は鼻息を荒くしていますしね。これまでの彼のがんばりでつかんだ初めての開幕投手だと思うので、もちろん、緊張すると思うんですよね。ですけれども、その日に出せるベストパフォーマンスを期待したいと思います」

― ローテーションの争いを経て、そろった先発陣は?
「あさってから開幕しますけれども、1年間、最初の先発6人で143試合戦えるとは全く思っていないので、このあたりはシーズン入ってからも、開幕してからも競争というのは続いていくと思います」

― リリーフ陣を選ぶにあたって、いい悩みも?
「はい。昨年にはなかなか1軍でブルペンにいなかった投手っていうのもことしは出てきていますし、彼らがシーズンに入って、また、どのようなピッチングをするのか、そしてシーズンを戦いながらどう成長してくれるのかというのも楽しみですね」

― 野手陣は、オープン戦終わった段階では、「開幕スタメン、みんながアピールしてくれたのでいろいろ悩みたい」とおっしゃっていました。監督の頭の中でイメージは固まってきた?
「もちろん、もう固まってきていますね。野手に関しても、開幕してから、おそらく若い選手もたくさん出る1年になると思いますので、ここからまだまだ競争は続いていくと思いますし、戦いながらわたしたちのチームは強くならないといけないと思っていますし、その中で若い選手がどのくらい跳ね上がってくれるのか、楽しみにしたいと思います」