弘前大学(青森県)と、健康食品やスキンケア商品の開発販売を行っているサントリーウエルネスが、共同で表情と体や心、幸福度の関連性を探る共同研究講座を開設しました。

「表情・体・心連関科学講座」は、弘前大学が2005年から行っている「岩木健康増進プロジェクト」のビッグデータをベースにしています。

「いい表情と体・心のつながり」を理解・解明することで、幸福度の向上に貢献することを目的に開設されました。

サントリーウエルネスの研究では、40代以上のミドル・シニア層の男性のスキンケア習慣が、肌の改善の体感とともに幸福度のアップに影響することが解明されていて、講座では表情や見た目、心身の状態を解明するための精度の高い評価指標を探り出すことにしています。

弘前大学大学院 表情・体・心連関科学講座 玉田嘉紀教授
「今回、表情を分析対象に加えることで(ビッグデータの)3000項目が、充実して情報の質・価値として深まるところに期待している」

弘前大学のビッグデータを活用した民間との共同研究講座は22となり、今回の講座の設置契約期間は2026年1月までです。