北朝鮮の金成男国際部長がベトナムを訪問し、ベトナム共産党幹部と会談、両国関係の発展に意欲を示しました。新型コロナの影響で縮小していた東南アジアでの外交活動を強化する狙いがあるとみられます。
ベトナムの国営メディアなどによりますと、北朝鮮の朝鮮労働党で外交を統括する金成男国際部長は25日、首都ハノイを訪れ、ベトナム共産党中央対外委員長のレー・ホアイ・チュン氏と会談しました。
この中で金国際部長は、「ベトナムとの伝統的な友好関係を尊重し、協力を深めていくつもりだ」と強調。
チュン氏も「様々なレベルで交流を強化したい」と応じ、双方が両国関係の発展に意欲を示しました。
金国際部長率いる北朝鮮の代表団は、28日までベトナムに滞在した後、ASEAN=東南アジア諸国連合の今年の議長国を務めるラオスも訪問する予定だということです。
北朝鮮の代表団が東南アジアに派遣されるのは、新型コロナの感染拡大以降初めてで、これまで縮小してきた東南アジアでの外交活動を強化する狙いがあるとみられます。
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