■サッカー国際親善試合 U-23日本代表 2ー0 U-23ウクライナ代表(25日、福岡・北九州スタジアム )
U-23日本代表はU-23ウクライナ代表に2‐0で勝利。パリ五輪出場権をかけた4月のアジアカップ前最後の強化試合を見事白星で飾った。
日本は前半、攻撃の主導権を握りウクライナゴールに迫るも得点には至らず、0-0で折り返す。そして後半開始早々セットプレーから先制に成功すると、31分にも追加点を奪う。終始攻めの姿勢でウクライナを圧倒した日本が2-0で勝利を飾った。
4月中旬から始まるパリ五輪出場権をかけたアジアカップ前最後のテストマッチ。1-3で逆転負けを喫した22日のマリ戦から先発メンバーを10人入れ替え、中2日でウクライナ代表に挑んだ。
既にパリ五輪出場を決めているウクライナに対し、日本は序盤から積極的に攻撃を仕掛ける。前半5分、相手DFにプレスをかけてボールを奪うと、約2年ぶりの代表復帰となった荒木遼太郎(22)がファーストシュートを放つ。これは惜しくもバーの上を通過した。
10分には中央を佐藤恵允(22)がドリブルで持ち込み、右サイドへ。ボールを受けた山田楓喜(22)が左足を振り抜くが、GKにセーブされる。22分にも相手ボールを奪取し、染野唯月(22)が中央から狙う。
少ないタッチでボールを繋ぎ、最後はシュートで終わるなど、攻撃の主導権を握る日本。セットプレーから松木玖生(20)や佐藤が立て続けにシュートを放ち、相手ゴールに迫るが得点は出来ず。終盤はウクライナに押し込まれる場面もあり、0-0のスコアレスで前半を折り返す。
後半開始早々、日本はコーナーキックから187cmの 関根大輝(21)がヘディングシュートを放つ。ボールがバーに当たり跳ね返った所を、ファーサイドに詰めていた佐藤が頭で押し込み、日本がついに1点を先制する。
勢いづく日本は後半31分、敵陣内でボール奪取に成功すると、ショートカウンターを仕掛け、ペナルティエリア内のこぼれ球を途中出場の田中聡(21)が強烈なシュートを放ち、ゴールネットに突き刺し、最高の形で追加点を奪う。
その後も常に前がかりで攻め続けた日本が、終始ウクライナを圧倒し、2点差のまま勝利を飾った。
試合後、大岩剛監督(51)は「選手たちの反応に収穫があった。セットプレーの強みも出たし、前線からのアグレッシブな守備も見れた。1戦目を踏まえて2戦目は良く出来たんじゃないかと思います」と振り返った。先制点を奪った佐藤は「顔に当たって入っただけなんですけど、ゴールはゴールなので決められて良かったです。前回のマリ戦から色々改善できて良かった」と話し、4月のアジアカップに向けて「この試合の勢いに乗ってまずはパリ五輪の出場権獲得、そして金メダルを目指して頑張りたい」と力強く宣言した。














