■なんとかしなくちゃという風には思っていた…


元信者の女性:
「献金をしなくちゃいけないときは(富山県でも)こういう集会がありまして、そのたびにこういう風に熱の入った演説、涙ながらの演説は度々ありまして、みんな熱心に真剣に聞いていましたし、みんなそれぞれなんとかしなくちゃという風には思っていたと思います」


献金が集まらないときは月に数回も集会が開かれていたといいます。

宣教師:
「(献金を)小さくやれば天からの福は小さくなる、土地を売って捧げたらその国は歴史に残る、血と汗と涙を流さねばならない」


映像からは教団内の日本と韓国の関係も見えてきます。

宣教師:
「大変な父の国(韓国)を救うために特別精誠のこもった献金を捧げることになりました、自分の土地を売ってでも父の国(韓国)を助ける、その者は神の国において福を受ける者となるだろう」

韓国は『父の国・アダム国』、日本は『母の国・エバ国』と呼ばれ、従属関係にあるといいます。


元信者の女性:
「『アダム国』が韓国で『エバ国』が日本なんですね、日本は唯一の献金をしなくちゃいけない国、使命が大きい、もうこれを果たさなければ真のご父母様(文鮮明氏・韓鶴子氏夫妻)は悲しむ、自分たちも先祖や子どもたちを助けられない、ビデオの通り持っている財産はすべて捧げなさいという」

元信者の女性は入信していた10年の間におよそ1000万円を旧統一教会に献金しました。

加納雄二 弁護士:
「献金されたお金は多くは韓国にいく、7割以上とかも言われていますけど、韓国では統一教会は企業なんですよ、宗教じゃなくて、そういう事業の資金に当てられるんじゃないですか、教団の建築費とか給料とか、要するに基本財産になっていく」


これまでに少なくとも数百億円が韓国に送金されたという情報があります。

御胸の応援歌:
♪「われは往くんだ御旨道、母(日本)の使命を果たすまで」

信者たち:「万歳!(マンセー)」

会場の雰囲気が盛り上がったとき宣教師は誓約書に財産をすべて書くよう迫ります。