2024年4月3日から始まる女子アイスホッケーの世界選手権に向けて、日本代表・スマイルジャパン(世界ランキング7位)は23日に開催地のアメリカへ出発した。現地での合宿を経て、日本時間4月4日の深夜に行われる初戦・中国戦に挑む。
IIHF・国際アイスホッケー連盟により発表される世界ランキングでは、現在7位の日本。世界ランキング6位以内に入ると、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪に予選なしで出場できるとあって重要な大会となる。ランキング上位を目指すためにも、「世界選手権はずっとベスト8止まりが続いているので、この壁を破ってベスト4を目指そう」と、飯塚祐司監督(49)は語る。
主将の小池詩織(31)は「北京五輪を終えて、がらっとメンバーも変わり、コミュニケーションをとって、ミーティングを重ねてきた。2年後の五輪に向けて自動出場権を獲得すべく、ベスト4を目指して頑張る」と目標を掲げた。
ソチ・平昌・北京と3大会で日本代表のGKを務めてきた藤本那菜(33)が代表活動を休止、新守護神として選ばれた増原海夕(22)は「最少失点に抑えることを毎試合の目標にし、予選から1点の重みが凄くあると思うので、しっかり守り切っていけるように頑張りたい」と気持ちを高ぶらせていた。
ソチ・平昌・北京と3大会連続の五輪出場中で、北京では初の準々決勝進出も果たしたスマイルジャパンだが、世代交代も進む。2022年北京五輪に出場したメンバーは12人、五輪未経験が11人となっている。最年少はGKの黒丸春香(16、CrystalBlades)、10代の選手も6人入っている。代表チームとしての強化期間は少ないものの、大会本番での若手の成長に期待したい。
【試合日程(日本時間)】( )は世界ランキング
4月5日(金) 午前0:00 vs中国(14位)
4月7日(日) 午前4:00 vsドイツ(9位)
4月8日(月) 午前0:00 vsスウェーデン(8位)
4月10日(水) 午前8:00 vsデンマーク(11位)
【2024IIHF女子世界選手権 日本代表・スマイルジャパン】
■GK
増原海夕(22、道路建設ペリグリン)
川口莉子(19、Daishin)
黒丸春香(16、CrystalBlades)
■DF
細山田茜(32、道路建設ペリグリン)
小池詩織(31、道路建設ペリグリン)
人里亜矢可(29、Linköping HC/スウェーデン)
志賀葵(24、TOYOTAシグナス)
関夏菜美(23、HV71/スウェーデン)
山下栞(21、SEIBUプリンセスラビッツ)
篠田安(19、高須クリニック御影グレッズ)
佐藤虹羽(18、Daishin)
■FW
浮田留衣(27、Daishin)
高涼風(27、道路建設ペリグリン)
床秦留可(27、Linköping HC/スウェーデン)
永野元佳乃(25、HC Ladies Lugano/スイス)
三浦 芽依 (25、AIK/スウェーデン)
小山玲弥(23、SEIBUプリンセスラビッツ)
山下光(23、AIK/スウェーデン)
志賀紅音 (23、PWHL Ottawa/カナダ)
⾧岡真鈴 (21、SEIBUプリンセスラビッツ)
輪島夢叶 (21、道路建設ペリグリン)
伊藤麻琴(19 TOYOTAシグナス )
野呂里桜(19、Daishin)














