高知県は新年度の人事異動を発表しました。ここ10年で最大規模の異動で、人口減少の克服などといった課題に果敢に挑戦するため、「組織の活性化と継続性を両立したフレッシュな布陣」としています。
県は4月1日付けで1624人の人事異動を発表しました。ここ10年で最大規模で、部局長級である庁議メンバー18人のうち8人が退職するため、15人が異動します。また、庁議メンバーに3人、本庁の副部長、主要課長に合わせて9人、知事秘書官に1人など、主要ポストへ女性職員を積極的に登用しました。
知事部局における管理職に占める女性の割合は19.7%と、過去最大となっています。2期目を迎えた濵田知事は、「時代の変化を先取りし、絶えず政策を進化させながら県勢浮揚に向けて職員とともに全力で取り組んでいく」とコメントしています。
おもな異動です。“県政の司令塔”として新設する総合企画部長にこれまで商工労働部長の松岡孝和氏。総務部長にこれまで総務省自治財政局の清水敦氏。文化生活部長にこれまで会計管理者の池上香氏などとなっています。
また、高知市も4月1日付けの人事異動を発表しました。2024年度は前年度より延べ28人多い延べ894人と中規模で、このうち課長級以上の管理職が延べ92人となっています。今回の人事異動は若い世代への子育て支援の強化や財政健全化、若手や女性職員の活躍に重きを置いた内容となっています。女性職員の登用については係長級以上は前年度から13人増加の269人と、全体の38.2%を占めています。
桑名龍吾市長は「県都改革に向け新体制で様々な取り組みを積極的に進めていく」とコメントしています。
また、高知市は女性初の副市長として総務省自治行政局の神谷美来氏を起用する方針を固めています。














