23日から高知県立牧野植物園で春のフラワーショーが開幕します。博士の人生が春の植物で表現され、見どころ満載です。

23日からスタートする「まきの花図鑑」。こんこん山広場を舞台に、博士が完成させた『牧野日本植物図鑑』や博士の人生が春の植物で表現されています。

博士の人生をイメージした花畑では、1人で植物と向き合う姿や青春時代を過ごした土佐の自然、博士の幼少期を、青をベースとした寒色系の花で。

その後上京し妻・寿衛(すえ)とともに歩み始め、未来が開けていく様子をオレンジやピンクなど暖色系の花で表現しています。

花畑を抜けると博士が晩年過ごした自宅の庭をイメージしたエリアが。博士が命名した植物などを楽しみながら当時に思いを馳せることができます。

(平賀吏桜アナウンサー)
「こちらには大きな図鑑があります。実際に花が植えられていて、3Dのように飛び出してみえます。自分が小さくなったような不思議な時間を過ごすことができます」

横4m、縦およそ3mの『牧野図鑑』では、実際に図鑑に掲載されている草花が紹介されています。

周りには職員の思いがこもった花かごも置かれ、おとぎ話に入り込んだような時間を楽しめます。

(県立牧野植物園 栽培技術課 上杉翔さん)
「牧野博士がどんなふうな人生を歩んだのかというところを花々の植栽で今回イメージ・再現しておりますので、そういったところを見ていただきながら牧野博士ってこういう人だったんだなとかこういう人生を歩んでこられたんだなっていうのを感じてもらえたらと思います」

まきの花図鑑は3月23日から5月19日までです。