今月19日から20日にかけて、高知県土佐清水市の高齢者施設で、利用者15人が嘔吐や下痢などの症状を訴えました。高知県幡多福祉保健所はノロウイルスによる食中毒と断定し、施設を3日間の給食業務停止処分としました。

高知県によりますと、今月19日から20日にかけて土佐清水市の「特別養護老人ホームしおさい」で、70代から90代までの利用者15人が嘔吐や下痢、発熱の症状を訴えました。幡多福祉保健所が調査したところ、患者8人と調理従事者2人からノロウイルスが検出されたことなどから、施設の給食が原因の食中毒と断定しました。

症状を訴えた15人のうち8人が医療機関を受診し、2人が入院しましたが、現在は全員が快方に向かっているということです。

食中毒の発生を受け施設は22日から3日間の給食業務停止処分となっています。

高知県は「食品を十分に加熱することやトイレ後、調理時の手洗いを十分にすることが重要」と注意を呼びかけています。