2か月間に及んだ集団避難生活にも終止符です。能登半島地震で校舎が使えなくなるなどして金沢市内の施設に集団で避難していた、石川県珠洲市の中学生が21日、ふるさとに戻りました。

施設の職員
「さよなら~」

集団避難していた金沢市の医王山スポーツセンターを後にしたのは、珠洲市の緑丘中学校と宝立中学校の生徒です。

能登半島地震によって校舎が被害を受けたり、避難所として使われたりしたことから、生徒たちは1月21日から2か月間に及ぶ避難生活を送りました。

この施設では当初、102人の生徒が避難していましたが、3年生が卒業式に出席するため先に珠洲に戻っていて、21日は最後まで残った1、2年生合わせて38人が退所しました。

施設の職員
「元気でね。また来てください」

生徒たちを乗せたバスは、午後4時ごろ保護者たちが待つ珠洲市の市民図書館に到着し、2か月に及んだ集団避難の解散式が開かれました。

緑丘中学校2年 濱田真桜さん
「全国からたくさんの支援をいただき不自由なく過ごすことができました。今回の地震で地元を離れる友達もいますが、前を向いてそれぞれ進んでいきます。最後に医王山スポーツセンターで経験したことをいかして、今度は私たちが恩返しができるように頑張ります」

珠洲市 吉木充弘教育長
「この経験をぜひこれからの中学校生活、将来に向けていかしてほしいと思う。恩をつなぐという言葉がある。そういった恩をぜひこれから皆さんがいろんな人につなげてほしいと思う」

緑丘中学校2年 濱田真桜さん
「まだみんなといたいという気持ちもあったし、ここへ帰ってこられて良かったという気持ちもある」
記者
Q. 2か月間親元を離れた生活は?
緑丘中学校2年 濱田真桜さん
「最初は不安だったけど、結構慣れてきて楽しく過ごすことができた」
保護者
「最初は心配だったけど、なんとか楽しそうにやってたから、そんなに心配はなかった」
「どういうことをしてきたのかという話を聞いてみたい」

21日珠洲市に戻った生徒たちは、22日それぞれの学校で開かれる終業式に出席する予定です。また白山市に集団避難している輪島市の中学生も、22日輪島に戻る予定で、奥能登の2市1町で行われた中学生の集団避難はすべて終了します。