なんと、男性だけが持つY染色体が確認されたのです。
これには県の担当者もびっくり。若年のため、まだ男性的な特徴が骨格に現れていなかったと考えられるということです。

顔の復元については専門の業者が進めていましたが、頭蓋骨に肉付けしていく複顔では、性別が変わることは特に問題ではなく、男性と分かったことで、目元や口元の表現を男性っぽく変えるなどしたということです。

「青谷かみじち史跡公園」は、公園のほか、ガイダンス棟と重要文化財棟からなる展示施設があり、3月24日にオープンします。

20日は内覧会が開かれ、平井伸治知事などが出席して、新たな弥生人の複顔像の除幕式が開かれました。

県の担当者は「若い男性の顔が復元されたのも貴重だが、やはり女性の顔も復元したい。来年度の制作を検討中」と話しています。